メルトン生地の良さってなーに?

冬物のアウターではダッフルコートやPコートなどが定番ですが、
そういったアイテムを探している時、かならず耳にするのが「メルトン生地」という言葉

なんとなくイメージはつくと思いますが、メルトン生地ってどんな生地なんでしょうか?

メルトン生地とは

メルトン生地とは、毛織物を縮絨(しゅくじゅう)させた後に、
表面を起毛させて織り模様が目立たないようにした生地のことです。

なかなか難しいですが、要は

生地の密度を高めて、防風性、耐久性、保温性などを高め、見た目の高級感を持たせた生地

のことです。

近頃は、ウール素材といっても、ウール100%ではなく、アクリルやナイロンが混紡されているものが多くあります。
これらは素材に化繊を混ぜて安価にしたものがほとんど。
化繊の混紡率が高いほど、肌触りが悪くなったり、チクチクしたりするようになります。

また安価な製品は縮絨の精度も低いため、保温性が高いかわりにコートの重量が重いなど、欠点もあります。
安価な商品は化繊が多く、ただでさえごわごわしているのに加えて、
生地の織りが粗いためどうしても生地の密度が低く気密性が低くなり、
保温性が低いのを補うため生地を分厚くせざるを得なくなります。。
よって更にごわごわ感が増してしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

これに対して高級なメルトン生地は、縮絨精度の高さによって肌触りがとても良く、しなやかで柔らかい生地。
さらに高い保温性、防風性を実現しながら、重量もとても軽いものが多いです。
高級品は必ずウール100%とかというとそうでもなく、形状維持のために10%程度化繊を混紡しているものもあります。
しかし、肌触りのよさは全く劣化していないんですね。

冬のアウターはそう頻繁に買い替えるアイテムではないので、
ちょっとくらい値段が高くても長く着れる高品質のものを選ぶといいと思います。

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